こんにちは。あたらすファミリー代表の下田です。
相談サービスの「ケアラス」で受けたご相談です。

親御さんが入院をしていて、食事が食べられなくなってきて、治療を続けるのかそれ以外には選択肢があるのか。これからどうしたらいいか、というご相談でした。

歳を重ねていったり、病気の進行でだんだん食べられなくなって、そして最期を迎える…というのは介護業界にいると日常的に経験します。

ただ、今の社会では、そうしたことに遭遇する機会が少ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

どうやって亡くなるのか、そういう状況を経験したことがないので、どうなっていくのかわかりません。最期のプロセスの中で、今どの地点にいてて、どこに向かうのか。

ご家族の最期のことを考えるきっかけは日常にあまりなくって、直面した時に初めて考える方がほとんどなのかもしれません。

何が課題なのかが漠然としていて、家族としてはどんな選択肢があるんだろうと、相談したいけれど病院の相談員さんにも、そもそも何を聞いたらいいかわからないと、悩まれていました。

ケアラスの相談員が今後のプロセスについて説明させていただき、今はご本人がどうしたいか、ご家族としてどうしていってあげたいか、家族みんなで考えるタイミングなのではないか、というお話をさせていただきました。

家族が「お父さん」のことを考える時間、どう見送っていけるか。そこに向き合っていく、そういうタイミングなんだということがわかったと話してくださいました。

介護や子育てでも、自分の身に降りかかって初めて調べるような状況は多いかと思います。

漠然とした状況の悩みや、モヤモヤした思いに対して「ちょっと身近な専門家」として、「ケアラス」がお役に立てたらいいなと思います。