こんにちは。あたらすファミリー代表の下田です。
自宅で介護されているご家族様は既にご利用されていたり、介護経験がなくても聞いたことがある方も多いと思うのですが、「ショートステイ」という介護サービスがあります。施設に入所するのではなく、一定期間だけ施設に宿泊しにいきます。
自宅で生活を続けながら、必要な時だけ、一時的に施設を利用できるいいサービスなんですが…
このショートステイ、実際には喜んで行かれている方は少ないような気がします(私のケアマネ時代の経験から)
誰だって家にいたいですし、デイサービスのように宿泊期間中レクリエーションがたくさんあるわけではなく、正直、『退屈』という声をよく聞きました。
「なんで施設に行かないといけないの?」となってしまうんですよね…
介護期間はいつまで、なんてゴールが決まっているわけではないので、
ご家族が介護を続けていくためには、介護から一時的に解放され、休むことが何より必要だと思います。
ケアマネさん達はきっと、在宅生活を続けていただくためと、ご本人、ご家族にショートステイの必要性を伝えているのではないのでしょうか。
そんなわけで、ショートステイはすごく大事なサービスになりますが、ご本人が行きたがらないので、ご家族にとっては同時に罪悪感が生まれてしまいます。
デイサービスではレクリエーションがありますが、ショートステイは一時的に「生活」をしに行く場所です。たまたまイベントがあればいいのですが。。デイサービスは喜んでいかれるのに、ショートステイは嫌がられてしまう。
結果的に、家族の側も嫌なことをしている気持ちになってご本人を送り出すことに精神的に疲労するということになってしまっています。
そこで私たちは「ショートステイが楽しいものになればいいのでは?」と考えました。
ショートステイに行かれている時に、私たちが訪問してレクリエーションができればいいのでは?ということで、施設の了解を得る必要はありますが、ショートステイ先や入所施設等にサポートに入らせて頂いています。
ご家族の代わりに訪問して、お話をしたり、散歩や買い物に出掛けたり、傾聴&レクサポートを行っています。
ずっと施設の職員さんをコールを呼ぶような状態になっていた方も、一緒に1時間お散歩させていただいたり、お買い物に行ったり、ご本人さんが望まれることを取り入れて、施設での暮らしや困りごとをサポート、「ショートステイに向かわれる時でも、嫌がらなくなりました」というお声もいただきました。
ご家族が面会に行けないので代わりに面会に行ってお話も聞かせていただきます。
これって、本当だったらご家族がしてあげたいことなんだろうなと思います。
「家族の代わりにできることってなんだろう?」
そう考えて、日々サポートさせていただいてます✨